今回は不動産部関連のお話です
相続で築50年の鉄筋コンクリート造3階建てを相続されたお客様より、土地建物の売却のご相談を受けておりました
解体前の建物 1階はピロティーで駐車場 周りはブロック塀がめぐらされている
2,3階賃貸部分は2Kで風呂なし…
幅員7.3mの公道に13mほども接した土地に立っている建物で、建物付きで売却を検討しておりましたが
建物の設計図書が全く残されておりません
昭和46年の新築ですので
で、耐震補強建築基準法は旧の耐震基準で設計されていたと思います
また、地盤調査の資料あるのですがPC杭を使った場合の地耐力となどは有っても実際にどのくらいの長さのものが何本施工されているかなどわかりません
リフォームして躯体だけ使用することも検討したのですが構造に関する資料なども全くありませんので、現況を全部調査して耐震補強の設計することもなかなか難しいということで選択肢としては上部のRC3階建ての建物をすべて撤去の上、杭もすべて撤去して更地として売却することになりました
解体がだいぶ進んだところ 2階床まで解体しコンクリートガラ搬出
昔の工事なので不要なものは地中梁の間の部分などに埋めてしまっています。また、川崎にあった製鉄工場を解体した時の耐火煉瓦が大量に廃棄され、この付近にたくさん埋められたようで、大きくはないものの小さなガラはたくさんでますがそちらは取り切れないので表層ぶぶんについては大きなガラ、地中障害物をすべて撤去しました
解体は当社建築リフォーム部が西村が担当、不動産売買は不動産部としてわたくし渡邉が宅地建物取引士として取り組むことにしました
無事解体も完了し、買い手も無事に見つかりすべての取引が完了しました
改めて、昔の設計資料の大切さを実感しましたことと、耐震性能の大切さを実感した次第です
試掘して一本抜いてみました GL-2.3mから長さ3mほどの杭が出てきましたのでこのサイズに合わせ杭除去の準備をします
こんなに杭が出てきました
Posted at 13:58