当社は、お客様が“安心して工事を発注できる会社”を目指し、信頼の技術で50年もの間地域の皆様に選ばれ続けてきました。 ナベカンは、常に“メリットを感じていただけるサービス”を追求。「住まいのアトリエ」や「高齢者支援事業」等を通じて建築、設備、不動産など、お客様の立場に立った“他にない”細やかなサービスで、地域の皆様の安心・快適な暮らしを創造しています。

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直結給水切り替え工事例

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ライオンズマンション桜台駅前  [2015年04月01日]
ライオンズマンション桜台駅前
 
住宅形態 12階建てで63世帯(20mm量水器)+1F店舗。地下受水槽及び高架水槽を使用
築年数
工事予算
施工工期
竣工年月日
部位 給水設備
 
 
お客様の声
改修後は、安定した水圧で出が良く、水質の心配も無いため、住人の方々に大変喜んで頂いております。
 
 
設計のポイント
  • 各PS内部の給水枝管は錆や腐食に強い塩ビライニング鋼管ですがコア内蔵継手は使用されていないためメーター回りの配管は電食が進み内部には多くの錆瘤が出来ています。
  • 引込管口径75㎜で64世帯のマンションと1階の店舗を直結で賄うのに十分な口径で引込まれています。
  • 引込管口径75㎜で64世帯のマンションと1階の店舗を直結で賄うの各住戸内部は耐衝撃塩化ビニル管(HIVP)で施工されているため錆の心配等はありません。
  • 以上のことから完全な増圧式直結給水方式に移行することとなりました。
 
 
工程
改修前の屋上。各系統への給水管が設置されています。
ライオンズマンション桜台駅前

地下受水槽室の内部にあるパネルタンク。30tの容量があり簡易専用水道の適用を受けているため管理責任があります。増圧直結式に変ることにより管理の必要が無くなります。
地下受水槽室の内部にあるパネルタンク。

高架水槽式。
当マンションは比較的塔屋が高めに設定されてはいますが、最上階ではやはりシャワーの出が良くない等水圧不足があったようです。増圧式にすると最上階でも十分な水圧を確保することが出来ます。
今回は設定圧力2Kgの減圧弁の付いたメーター設置ユニットを各戸に取付けして水圧の標準化をしています。
高架水槽式。

工事に入る前に水圧試験を行い既存管の信頼度を確認します。試験水圧は0.75.Mpa(約7.5kg/c㎡)です。
工事に入る前に水圧試験を行い既存管の信頼度を確認します。

本工事着手前にメーター回りの劣化及び塩ビ管との材質変換点の調査をいたしました。
継手のねじ部分が腐食により半分位になってしまっていました。
本工事着手前にメーター回りの劣化及び塩ビ管との材質変換点の調査をいたしました。

取外したバルブの部分です。
取外したバルブの部分です。

取外した配管の内部状況ですが錆瘤が大きく発生して流路が1/10程度しか有りませんでした。
メーター回りについては、砲金(真鍮の一種)製の部品と鉄の部品が接触することで、一種の電池が形成されることにより集中的に錆が生じます。この部分より離れた部分は腐食の影響が少なくなります。
取外した配管の内部状況ですが錆瘤が大きく発生して流路が1/10程度しか有りませんでした。

配管内部を点検するためには工業用の内視鏡を用います。
当社所有の物は3mの長さまで見ることが出来て動画と静止画を撮影することが出来ます。
配管内部を点検するためには工業用の内視鏡を用います。

鉄管と塩ビ管の接続部分の写真です。
メーター回りが大きく腐食進行していたのと対照的にわずかな腐食しか進行していません。
蛇口など、真鍮で出来た部品を使用している部分の継手には電食が生じます。逆に、それ以外の部分では比較的錆は進行いたしません。
鉄管と塩ビ管の接続部分の写真です。

メインの配管中です。
配管は塩ビライニング鋼管ですが継手は全てコア内蔵型継手(色が青いのですぐに識別できます)を用いて施工しています。
メインの配管中です。

露出部分を減らすためにエレベーターホール前は天井内部に配管を入れました。
保温をかける前に余ったねじ部分はレンチによる傷などにさび止めを塗布します。
露出部分を減らすためにエレベーターホール前は天井内部に配管を入れました。

各住戸のパイプシャフトにはメーター設置ユニットを設けます。
減圧弁付で各住戸0.2Mpa(約2kg/c㎡)で給水されます。
電食なども起りにくいような設計となっています。
各住戸のパイプシャフトにはメーター設置ユニットを設けます。

屋上に設置された配管の撤去中です。
既存の配管は塩ビライニング鋼管ですが亜鉛メッキされていないタイプのため保温を剥がすと外装は赤くさびていました。
今回使用している物は亜鉛メッキされているタイプのパイプを使用しています。
屋上に設置された配管の撤去中です。

廊下の各室へつながる配管です。
廊下の各室へつながる配管です。

廊下の各室へつながる配管です。
廊下の各室へつながる配管です。

改修後の北側面です。
桜台駅ホームに面しておりよく見えるため美観には考慮が必要でした。
各住戸の玄関目隠しスクリーンに沿って給水管を立ち上げたので目立たなくなっています。
配管支持金具及び保温ラッキングは全てステンレス製を使用して腐食の発生を防止しています。
改修後の北側面です。

1,2号室系統も廊下の出角と目隠しスクリーンに沿って配管し、美観に考慮したルートを取っています。
1,2号室系統も廊下の出角と目隠しスクリーンに沿って配管し、美観に考慮したルートを取っています。

各住戸への露出配管です。
ステンレスラッキングをしています。
各住戸への露出配管です。

増圧給水ポンプは設置場所の関係から共用通路の上部に壁掛で設けました。架台は溶融亜鉛メッキ製の物を注文作成いたしました。
増圧給水ポンプは設置場所の関係から共用通路の上部に壁掛で設けました。

奥側の四角い物が75㎜メーターバイパスユニットです。
8年に一度の計量法による検定満了に伴う親メーター交換時に、断水をせずに交換できるようにするためのものです。75㎜用ともなるとさすがに大きいですね。
奥側の四角い物が75㎜メーターバイパスユニットです。

上は露出配管を撤去後に防水の部分補修を致しました。
配管が無くなりすっきりとしました。


57)塔屋内部に残された消防用補助水槽(屋内消火専用)へ行く給水管です。
上は露出配管を撤去後に防水の部分補修を致しました。

高架水槽を撤去してさっぱりした塔屋内部。
下に見えているのが消防用補助水槽です。
高架水槽を撤去してさっぱりした塔屋内部。

受水槽を撤去後広々した地下室。
トランクルームなどの用途を検討しているようです。
受水槽を撤去後広々した地下室。

揚水ポンプの制御盤内部。
残存している警報や換気扇の電源を除き不要な配線や部品は全て撤去いたしました。
揚水ポンプの制御盤内部。
Posted at 18:03